投資週報 2022-10-8【10月第1週】
日経平均株価 今週終値 27,116 前週比 +1,179 前週比% +4.34 売
マザーズ指数 今週終値 725.2 前週比 +29.9 前週比% +4.12 売
DOW 今週終値 29,296 前週比 +571 前週比% +1.94 売
S&P 今週終値 3,585 前週比 +54 前週比% +1.50 売
NASDAQ 今週終値 10,652 前週比 +77 前週比% +0.72 売
ユーロ円 今週終値 141.57 前週比 +2.69 売
ポンド円 今週終値 161.08 前週比 +5.49 売
豪ドル円 今週終値 92.55 前週比 -0.12 売
1.日経平均は4週ぶりに上昇、欧米株安一服でリスクオフの巻き戻しへ
2.ISM製造業景況感指数の内容受け、過度な金融引き締め懸念和らぐ
3.年金基金など足の長い資金の買いも観測、日経平均は週初から4連騰
4.米半導体株の上昇に追随し、東京市場でも半導体主力銘柄に買い戻し
5.週末は米雇用統計発表目前で買い手控えも、2万7000円台で着地
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比1178円(4.45%)高の2万7116円と大きく水準を切り上げ、4週ぶりに上昇となった。
今週は世界的に中央銀行の金融引き締めに対する警戒感が後退し、株式市場はリスクオフの巻き戻し局面に移行。日経平均は週初から4連騰で、この間に1400円近い上昇をみせ2万7000円台に乗せた。週末は9月の米雇用統計発表を控えていたこともあり、目先利益確定の売りが出て安くなった。ただ、下げ幅は限定的だった。
週明け3日(月)は主力株を中心に幅広く自律反発狙いの買いが入り日経平均は反発。前週末の米株安を受けて安く始まったものの、売り一巡後は切り返した。年金基金など足の長い資金の流入も観測された。4日(火)は前日の米株市場で主要株価指数が大幅反発をみせたことで、リスクオフの巻き戻しが加速。9月の米ISM製造業景況感指数が弱い内容だったことから金融引き締め懸念が和らぎ相場を押し上げる格好に。日経平均は770円あまりの上昇で2万7000円台目前まで水準を切り上げた。5日(水)もリスク選好の流れが続き日経平均は上値を追った。終値で2万7000円台を回復。ただ、個別株をみると上げ一巡後は目先筋の利益確定売りで値を消す銘柄も少なくなかった。やや買い疲れ感も見え始めたところだったが、6日(木)も日経平均は上値追いを続けた。前日の米株市場の地合いを引き継いで半導体主力株への買いが目立った。引け際に手仕舞い売りが出て伸び悩んだものの、終値で190円あまりの上昇を維持した。そして、週末7日(金)は前日の欧米株市場が全面安だったことを受け朝方に日経平均が300円超の下落でスタートしたが、その後は下げ渋った。3連休前であることや、米雇用統計発表を目前に買いが入りにくい地合いながら大口の売りもみられず、2万7000円台をキープして取引を終えた。
来週は、米国の9月雇用統計の結果を受けて金融引き締め懸念が強まったことで、再び下げ圧力との戦いを強いられるだろう。ただ、急落局面では自律反発狙いの買いも期待できそうだ。
重要イベントとしては、国内では12日朝に発表される8月機械受注とオプションSQの算出が注目される。海外では、12~13日に開催されるG20財務相・中央銀行総裁会議、14日に発表される中国9月の消費者物価指数と生産者物価指数および貿易収支、米国9月小売売上高に注視が必要だろう。
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※カッコは前週の順位