投資週報 2022-10-22【10月第3週】
日経平均株価 今週終値 26,890 前週比 -200 前週比% -0.74 買
マザーズ指数 今週終値 724.0 前週比 -8.5 前週比% -1.17 買
DOW 今週終値 31,082 前週比 +1,448 前週比% +4.65 買
S&P 今週終値 3,752 前週比 +169 前週比% +4.50 買
NASDAQ 今週終値 10,859 前週比 +538 前週比% +4.95 買
ユーロ円 今週終値 145.57 前週比 -1.01 買
ポンド円 今週終値 166.86 前週比 -0.72 買
豪ドル円 今週終値 94.15 前週比 +1.99 買
1.日経平均は2週連続で下落、米国株横目に方向感定まりにくい展開
2.インフレ警戒のなか米長期金利の上昇顕著で買い手控えムード強い
3.個別は円安進行などを背景にインバウンド関連などへの買い目立つ
4.円安加速で遂に1ドル150円台突入、ただ好感する動きは限定的に
5.週末の日経平均は2万7000円台割れで着地も半導体関連は買い戻し
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比200円(0.74%)安の2万6890円と2週連続して下落した。
今週は米国株市場に連動する形で、上下に不安定に揺れる展開となった。米企業の決算発表が本格化するなか、内容が事前予測を上回るケースが多く、これが好感された。一方、金利上昇が嫌気され上値は重かった。
週明け17日(月)は売り優勢の地合いだった。前週末に日経平均は800円を超える大幅反発をみせたが、同日の米国株市場ではハイテク株中心に大きく売られ、週明けの東京市場も再び軟調に。米国では想定を上回る予想インフレ率の上昇を受け、米長期金利が水準を切り上げ、これが嫌気された。しかし18日(火)は日経平均が切り返しに転じた。週明けの米株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が大幅上昇、東京市場もこの流れに追随した。円安進行を背景にインバウンド関連などへの買いが目立った。19日(水)も日経平均は上値を指向。想定を上回る米企業の決算内容が好感され米株市場が続伸歩調となり、東京市場もリスクを取る動きが優勢となった。外国為替市場の円安も強気を後押しした。ただ、上値を積極的に買う動きには発展せず20日(木)は先物主導で売り直される展開に。上昇傾向にある米長期金利の動向に日米ともに神経質で、見送りムードとなったが、後場は中国で新型コロナの規制が緩むとの観測が浮上して買い戻しを誘発、日経平均は下げ渋る格好となった。だが週末21日(金)は改めて売りに押される形に。一段と米長期金利が上昇し、遂に1ドル=150円台に到達した円安も好感する動きは限定的で買い手控え感が強まった。半導体関連株が買われるなどプラスの変化も見られたが、インバウンド関連は利食われた。日経平均は2万7000円台を割り込んで今週の取引を終えている。
来週は、米国に続き日本でも3月期決算企業の中間決算発表シーズンを迎える。これらの内容が良ければ日経平均も底堅い展開となるだろう。特に24日発表の日本電産 <6594> と米国時間27日発表のアップル
重要イベントとしては、国内では27~28日の日銀金融政策決定会合、28日朝発表の9月失業率と9月有効求人倍率が注目される。海外では、25日に発表される米国10月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、26日発表の米国9月新築住宅販売件数、27日発表の米国7-9月期GDP、28日に発表される米国9月の個人所得と個人消費支出に注視が必要だろう。
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※カッコは前週の順位