こゆき1千万トレーダーへの道

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【株】来週の期待銘柄10選 2/8(月)-12(金)

●株

来週の期待銘柄10選

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来週は決算上方修正かつ上昇トレンド銘柄を選定致しました。

イグニスは今週急騰しましたので今週は反落するかが見所です。

 

来週の新規 IPO

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完全スルー銘柄ですな。

 

■株式相場見通し

日経予想レンジ:上限29500-下限28200円

来週の日経平均は堅調な展開が想定される。米国市場での投機問題は一先ず収まり市場は冷静さを取り戻した。今後の規制強化などの動きには引き続き注意が必要だが、今週の大幅反発の動きを見る限り、大きく下落した局面は買い遅れた投資家にとっての絶好の押し目買い局面だったということだ。世界各国の金融緩和政策に変更がない限りは過剰流動性に支えられた底堅い相場が継続していく可能性が改めて確認された。

1月第4週(1月25~29日)の投資主体別売買動向では、海外投資家は現物株を第3週の1500億円近い規模に続いて300億円ほどと小幅な売り越しを継続し、海外勢による現物株の買い越し基調には一服感がみられた。一方、個人投資家は現物株を4000億円近く買い越してきており、第3週の2000億円近い水準から倍増している。上昇相場前半は海外投資家が主体だったが、海外勢の動きが一服したところでこれまで売り方に留まっていた個人投資家が買いの主体に回ってきており、需給環境は悪くない様子。

こうした中、主力企業の10-12月期決算がいよいよ佳境に入ってくる。これまでのところ、市場予想や事前の会社計画を大きく上回ってくる好決算が多く、株価もポジティブに反応する銘柄が多い。アナリスト予想の上方修正数から下方修正数を差し引いたリビジョンインデックスもプラス幅を拡大してきており、業績改善傾向を背景とした日本株の見直し買いの継続を期待したい。

1月には、国際通貨基金IMF)が世界経済見通しを改定し日本の2021年の成長率見通しを3.1%(+0.8pt)と上方修正した。経済指標などを基に投資戦略を決めるグローバルマクロと呼ばれるヘッジファンドが存在することが背景ともされているが、IMFが日本の経済成長率見通しを引き上げた翌月には海外勢が日本株を買い越してくる動きが経験則としてみられるという指摘もある。2月に入ったということで、アノマリー的には「節分天井・彼岸底」というキーワードも意識されるが、今月は上述の背景から底堅い展開を期待したい。

今週は、「グロース株・ハイテク株売り、景気敏感株・出遅れ株買い」の動きが顕著だったが、こうした循環物色はこれまでにも何度も見られており、今回も売り一巡後には再びグロース株・ハイテク株への押し目買いが期待される。

2月4日には米10年物国債長期金利が1.146%と1月11日に付けた1.143%を上回る水準にまで上昇してきており、こうした金利高がバリュエーション面での割高感が意識されるグロース株の重しとなっているとも考えられるが、米連邦準備制度理事会FRB)が量的緩和政策を継続している限りは長期金利の継続的な上昇は考えにくい。グロース株の本格的な調整目処とされる金利水準は1.5%という声が多いことからも過度な警戒は不要だろう。

業績改善期待と量的緩和に支えられた低金利という環境を背景に、景気敏感株・バリュー(割安)株とグロース株・ハイテク株の間での循環物色が一層進展すれば、日経平均の29000円超え、そして大台の3万円超えも見えてこよう。